アメコミヒーローバットマンを知っている人は、当然悪役のジョーカーは知っているはずですよね、ゴッサムシティの最恐最悪の悪役ヒーローです。その最恐最悪がどうして生み出されたのかを描いた映画です。見る人によって、評価が分かれそうな作品です。
あらすじ
- アーサー・フレックは、ゴッサム・シティで認知症の母親を介護をしながら、コメディアンを目指してピエロの仕事をしていたが、トゥレット障害により幼い頃から感情が高ぶると笑いだす障害を持っているが、福祉サービスから支給される薬で症状を抑えていたが、医療福祉の解体によって、薬の提供が受けられなくなり障害が悪化する。
- 仕事中に路上で暴行等を受けることもあり、同僚が防犯のためにと渡してくれた銃で彼の人生を大きく狂わせてしまう事態が起こる。
- 子供たちの前で、ピエロを演じている際、銃を落とした事がきっかけでピエロの派遣業を解雇される。その帰宅中の地下鉄内でナンパをしてた3人組の前で笑いの発作を起こした為に暴行され、同僚が渡してくれた銃を発砲し3人を殺害してしまう。更に自分は養子で、本当の父親に虐待を受け障害を患った事を知る。
- 狂気に追い込まれていく中で悪に目覚めていき、母親をはじめ自分を陥れた身近な友人を殺害していく中で、自分が起こした地下鉄銃撃の反響が大きな暴動に変わって行き社会が混沌としていく様に快感を感じるようになる。
実写映画の歴代ジョーカ
- バットマンに発砲した際、跳弾が顎に当たり、その弾みで薬品槽に落下してしまう。肌は漂白され、跳弾による傷で顔の筋肉が麻痺し、常にひきつった笑みを浮かべる自らの顔を見て狂気に陥り、ジョーカーを名乗る。
- ダークナイト (2008年) ヒース・レジャーのジョーカー
- 指紋やDNAの情報がデータベースにない、顔にピエロのメイクを施した正体不明の謎の男ジョーカが登場した。過去作品の薬品による変異ではなく、ピエロのメイクをしているという設定になっている。
- クライマックスの高所でのバットマンとの対決や、転落して宙吊りになる場面などは、ジャック・ニコルソンのジョーカーへのオマージュとなっている。
- スーサイド・スクワッド (映画) (2016年) ジャレッド・レトのジョーカー
- ハーレイ・クインを誘惑するギャングのボスとして演出されている。ジョーカーの年齢不詳なイメージを演出している。
- ジョーカー (映画) (2019年) ホアキン・フェニックスのジョーカー
- 本当の悪は、人間の笑顔の中にある。
- 「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る、孤独だが心優しいアーサー(ホアキン・フェニックス)。
- 都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら母を助け、同じアパートに住むソフィ―(ザジー・ビーツ)に密かな好意を抱いている。
- 笑いのある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜け出そうともがくアーサーはなぜ、狂気あふれる【悪のカリスマ】ジョーカーに変貌したのか?
- 切なくも衝撃の真実が明かされる!(HPより抜粋)
出演者と役どころ
- アーサー・フレック / ジョーカー
- -ホアキン・フェニックス-
- 精神的な問題や貧困に苦しみながらも、コメディアンを目指している道化師。
- マレー・フランクリン
- -ロバート・デ・ニーロ-
- 人気番組「マレー・フランクリン・ショー」の司会者。
- ソフィー・デュモンド
- - ザジー・ビーツ-
- 同じアパートに住むシングルマザーの女性。
- ペニー・フレック
- -フランセス・コンロイ-
- アーサーの母親。
- トーマス・ウェイン
- -ブレット・カレン-
- ゴッサムシティの名士。
- ギャリティ刑事
- -ビル・キャンプ-
- ゴッサム市警の刑事。
- バーク刑事
- -シェー・ウィガム-
- ゴッサム市警の刑事。
- ランドル
- -グレン・フレシュラー-
- アーサーの同僚
- ジーン・アフランド
- -マーク・マロン-
- 「マレー・フランクリン・ショー」のプロデューサー。
- アルフレッド・ペニーワース
- -ダグラス・ホッジ-
- トーマス・ウェインの執事。
まとめ
純粋なピエロ アーサーが、理不尽な社会の仕打ちと暴力の波に呑まれてジョーカーと言う悪魔に変貌するまでを追った映画だが、見る人によっていろんな解釈が出来るようになっています。共感出来る人もいれば、悪は悪でヒーローではない感じる人もいるでしょう。なのでこれから言うことはあくまで自分の考えです。今の自分の置かれている状況では、共感は出来ません。世の中の人がみんなジョーカのようになってしまったら、理不尽な事はあると思いますが、秩序のない世の中は…考えたくありません。私たちは、法と理性の中で生きているのです。良くも悪くも人間だもの。
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