堤幸彦監督がメガホンをとり、人気作家・冲方丁が描いたミステリー小説を実写化!!数々のヒット作を送り出してきた監督の作品ということで期待度も高まります。
作品の登場人物は、それぞれの理由で集まった12人の死にたい願望を持った少年少女。
あってはならない”13人目の死体”の出現で、閉鎖された病院を舞台に犯人捜しが始まります。
徐々に明らかになっていくのは事件の真相だけではありません。なぜ12人の少年少女たちは死にたい願望を抱いてしまったのか――-。
大人から子供まで、深く考えさせられる内容になっています。
次世代を担う人気若手俳優たちの演技にも注目です!!
あらすじ
その日、12人の未成年たちが、安楽死を求め廃病院の密室に集まった。「みんなで死ねば、怖くないから」ところが、彼らはそこで13人目のまだ生あたたかい死体に遭遇。突然の出来事に阻まれる彼らの安楽死。あちこちに残る不自然な犯行の痕跡、次々起こる奇妙な出来事。彼らだけしか知らない計画のはず。
まさかこの12人の中に殺人鬼が……?
死体の謎と犯人をめぐり、疑心暗鬼の中ウソとダマしあいが交錯し、12人の死にたい理由が生々しくえぐられていく。
引用元:http://wwws.warnerbros.co.jp/shinitai12/intro.html
キャスト
高杉真宙(たかすぎまひろ)

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集いの主催者で冷静沈着なサトシ役。
私の印象は『PとJK』の不良役のイメージだったので、今作を見た時は同じ俳優さんには思えなくて驚きました。HPで堤監督も行っているように、今回は真面目な役がぴったり嵌っていましたね。
出演作:「仮面ライダー鎧武(ガイム)」、『虹色デイズ』など。
渕野右登(ふちのゆうと)




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根は明るいが空気が読めないところがあり、いじめられっ子のケンイチ役。
俳優さんは演劇「ハイキュー!!」シリーズに出演されている方で、映画では竹内涼真主演の『センセイ君主』にも出ていました。
「ふち日記」というブログもされているようですよ!
https://ameblo.jp/yuto-fuchino/
古川琴音(ふるかわことね)




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ゴスロリの格好で強烈な個性を放っていたミツエ役。
古川さんはダンスが得意で、デビューのきっかけもミュージカルのオーディションだったようです。
今作以外には大森監督短編映画『春』や舞台「世界は一人」などに出演しています。
橋本環奈(はしもとかんな)




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人気女優「秋川莉胡」の名で知られる大人びた性格のリョウコ役。
映画やCM、バラエティ番組まで多岐に渡って活躍されている女優さんです。今や若手の中でもトップクラスの人気を誇っていますよね!
『ハルチカ』や『銀魂』、『キングダム』など映画にも多数出演しています。
新田真剣佑(あらたまっけんゆう)




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医療知識に詳しく推理が好きなシンジロウ役。
「トドメの接吻」に出演した時に私の周囲でも「イケメンだ」と騒がれていたのですが、私はなかなか名前が覚えられなくて苦労しました…。
「まっけんゆう」という名前が既にかっこいいですよね!『ちはやふる』や『不能犯』など映画にもよく出演しています。
黒島結菜(くろしまゆいな)




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ファザコンな利己主義者メイコ役。
沖縄県出身の少し色黒の肌が可愛らしいですよね!今作の監督とは「SPEC」シリーズで共演した経験が。
芯の強さというか凛々しさといえばいいんでしょうか?多数の出演者の中でも、とても存在感がありました。『サクラダリセット』や『ストロボエッジ』などにも出演しています。
杉咲花(すぎさきはな)




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気が強く高度な知性を持ち、全身真っ黒な衣装のアンリ役。
『無限の住人』や「花のち晴れ」など、何かに出演するたびに話題になる女優さん。「Cook Do」のCMから「可愛い子だなぁ」と思っていたら、今ではもう大活躍ですね。
映画では『湯を沸かすほどの熱い愛』や『トイレのピエタ』にも出演しています。
萩原利久(はぎわらりく)




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薬を常用していて吃音が印象的なタカヒロ役。
菅田将暉主演ドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」にも生徒役で出演。
映画は『3月のライオン』や『帝一の國』、『あの日のオルガン』などの話題作にも出ています!
北村匠海(きたむらたくみ)




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学校の人気者で爽やかなノブオ役。
北村さんはダンスロックバンド「DISH//(ディッシュ)」のメンバーでボーカルを担当しています。
映画では『ダイブ!!』を始め、『君の膵臓をたべたい』や『信長協奏曲』などに出演。歌手だけでなく、俳優としても活躍されているんですね!
坂東龍汰(ばんどうりょうた)




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見かけは不良だが、弱者に優しく親分肌のセイゴ役。
坂東さんは今作の後に、映画『閉鎖病棟―それぞれの朝―』で言葉が不自由な難しい役を好演し、不良役とは違った一面を覗かせました。
他にも、「春子の人形」、「コールドケース2~真実の扉~」、『EVEN~君に贈る歌~』などへ出演しています。
吉川愛(よしかわあい)




画像引用元 URL:http://wwws.warnerbros.co.jp/shinitai12/character.htm
難しいことが分からないギャルのマイ役。
杉咲花さんとは「夜行列車」で同級生役として共演した経験があるようです。ドラマ「ボイス」で被害者役として迫真の演技を見せ、話題になりました!
他にも『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』や『さくらん』、『映画クロサギ』、『虹色デイズ』など多数の映画にも出演しています。
竹内愛紗(たけうちあいさ)




画像引用元 URL:http://wwws.warnerbros.co.jp/shinitai12/character.htm
事故で左半身が麻痺、目立つことが嫌いなユキ役。
デビューはY!mobileのCMへの出演。”第2の桐谷美玲”とも呼ばれ、期待されているそうです!”清純”という言葉が似合いますね!「明日の約束」、『犬猿』などへも出演しています。
原 作




画像引用元 URL:http://wwws.warnerbros.co.jp/shinitai12/staff.html
今作は冲方丁(うぶかた とう)さんの同名ミステリー小説が原作となっています。
12年がかりで書いたという作品ということもあり、映画とは比べ物にならないほど濃密な内容になっています。
監督も映画にする際、どこをどう切り取るかで相当悩んだそうです。
私はまだ読んでいないのですが、裏話やオリジナルにしか書いていない内容がたくさんありそうですよね!
原作小説のHPも載せて置くので気になる方はどうぞ!
https://books.bunshun.jp/sp/12nin
★冲方丁(うぶかた とう)について
1977年岐阜県生まれ。早稲田大学在学中の96年に『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。
2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、10年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第四回舟橋聖一文学賞を受賞。
12年『光圀伝』で第三回山田風太郎賞を受賞。
他の著書に『ばいばい、アース』『微睡みのセフィロト』「マルドゥック」シリーズ、「シュピーゲル」シリーズ、『はなとゆめ』など。
漫画の原作、アニメやゲームの脚本など、小説以外の分野でもその才能を発揮している。
引用元:https://books.bunshun.jp/sp/12nin
主題歌 挿入歌




画像引用元 URL:http://wwws.warnerbros.co.jp/shinitai12/staff.html
「On Our Way」 The Royal Concept
堤幸彦 監督




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私知っている日本の監督の中で、一番好きな監督さんです。中でも「TRICK」シリーズや「SPEC」シリーズが好きなのですが、内容の濃い作品にユーモアのあるセリフを絶妙に取り入れるセンスが素敵なんですよね!
今回は監督作「イニシエーション・ラブ」のような、終盤にかけて期待を裏切る映画作りに重点を置いたそうです。




画像引用元 URL:http://wwws.warnerbros.co.jp/shinitai12/staff.html
HPにある監督のコメントを見ると、今作はかなり自信があるようですね。
これは期待できそう…!
みどころ




画像引用元 URL:https://shinitai12.tumblr.com/post/181893704959/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E7%94%BB%E5%83%8F%E3%81%8C%E5%88%B0%E7%9D%80%E5%A0%B4%E9%9D%A2%E5%86%99%E7%9C%9F%E3%82%82%E4%B8%80%E6%8C%99%E8%A7%A3%E7%A6%81
謎の13人目の参加者
何といっても、この物語は”13番目の死体“なしでは成り立ちません。
12人の子供たちを集めて開催するはずだった自殺。
しかし、始まってみると密室にも関わらず何故か13人いることに気づく――。
そのせいで、儀式を始められず彼らに混乱が生じていきます。




画像引用元 URL:https://otocoto.jp/interview/shinitai01/
ここで、キーとなるのが13人目は生温かい死体で見つかったということ。
他殺なのか?自殺なのか?疑心暗鬼になった12人が犯人捜しを始めていくんですよね。




画像引用元 URL:https://otocoto.jp/interview/shinitai01/
皆さんも一人の出演者になったつもりで犯人を考え、ぜひ真相を暴いてください!
まとめ
この映画の感想に「予想と違った…」というコメントを書いている方がいらっしゃったのですが、私もその一人です。
もっとサバイバル要素が強い作品かな?と思っていたのですが違いました。小説が原作ということもあり、とてもメッセージ性の強い作品です。
“自殺”というテーマの映画ですが、”生きる”とは何かについて考えさせられる内容でした。
とはいえ、監督がこの作品に求めたのは「逆転」という発想。
この映画を見る際には私のようにただ流されて視聴するのではなく、裏の裏を書いて色々予想すると楽しいと思います!
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