阪神・淡路大震災を忘れない、知ってほしい

阪神淡路大震災が起きたのが、1995年1月17日ですからすでに25年が経ってしまいました。

阪神淡路大震災は、戦後初の大都市直下型の地震ですが、正式な名称は「兵庫県南部地震」というそうです。

阪神淡路大震災の震源地は淡路島北部で深さ16kmの活断層でマグネチュード7.3、震度は最大7を観測しました。

映像全記録 阪神大震災 芦屋市 西宮市

 

兵庫県では、阪神淡路大震災のことを「風化させない」「忘れない」「伝える」「活かす」「備える」を基本コンセプトとして、県民や関係機関・団体などと連携して経験と教訓を広く発信し、次の大災害への備えや対策につながる事業を展開しています。

 

そして、今年の2020年1月17日にも安全の日のつどいを、兵庫県公館とHAT神戸の2つの会場で開催されます。

追悼行事「1.17のつどい」 「安全・安心な街づくり」誓う

 

また、阪神淡路大震災が発生した1995年から毎年途絶えることなく神戸ルミナリエが開催されています。今年も約50万球の光が神戸の街を照らしています。

神戸ルミナリエ2019

出典:東灘ジャーナル

 

神戸市では、防災意識の希薄化が懸念される中、「神戸・防災『そなえとう』プロジェクト」を展開し、身近な防災活動を促しています。

「そなえとう」は2018年4月28日と29日に森公園で防災ブースを出展しました。

 

ブース前のアンケートでは、「阪神淡路大震災が発生したときに生まれていましたか?」「家庭で備蓄をしていますか?」「災害発生時、家族の集合場所は決めていますか?」といった内容でした。

 

また、大東市の大東中央幼稚園のホールで訓練が行われ、年長組の園児や警察官などが150人ほど参加しました。

地震の発生を想定したサイレンが鳴ると、園児たちは急いで防空頭巾を被って机の下に身を隠しました。

「デパートで地震が起きたらエレベーターと階段とどっちを使うか?」といったクイズに挑戦し、正解が発表されると歓声をあげていました。

幼稚園の庭では警察犬が行方不明者を探す訓練も披露され、箱の中に隠れた園長が見つかると大きな拍手が送られました。

 

参加した5歳の男の子は、「安全な場所に移ったり、机の下に隠れたりするのが大事だと思いました」と感想を話しています。

地元の警察署の渡辺警備課長は、「園児を飽きさせないようにゲームを取り入れたりして、不必要に怖がらせることのないように心がけた。

小さい命を守るためにもこのような防災訓練を続けていきたい」と話しました。

 

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阪神淡路大震災による災害とは?

阪神淡路大震災は、1995年1月17日午前5時46分52秒、兵庫県淡路島北部沖の明石海峡を震源として発生しました。近畿圏の広域で大きな被害を受け、特に震源に近い神戸市市街、兵庫区、長田区、須磨区の被害が目立ちました。

当時、東洋最大の港だった近代都市での災害として、日本だけでなく世界中に衝撃を与えることとなりました。

 

阪神淡路大震災での死亡者は6,434人にのぼり、第二次世界大戦以後に発生した地震災害としては東日本大震災に次ぐ大きな被害となりました。

また、戦後に発生した自然災害全体でも東日本大震災が発生するまでは最悪の被害でした。

 

阪神淡路大震災での死因は窒息と圧死が77%で、43.7%が65歳以上だったそうです。

負傷者は43,792人で、住宅被害は639,686棟で、そのうち全壊家屋が104,004棟で182,751世帯、半壊が136,952棟で256,857世帯でした。

 

その他、道路・鉄道・電気・水道・ガス・電話などのライフラインが寸断され、広範囲において全く機能しなくなりました。

この地震以降都市型災害を語る上で「ライフライン」の早期復旧への配慮、建築工法の留意点、仮設住宅や罹災認定などの行政対策などが注目されるようになりました。

 

阪神淡路大震災による間接的な被害とは?

直接的被害は上記のように甚大なものですが、それ以外に震災によるトラウマやPTSD(心的外傷ストレス障害)などの心の被災もあり、学校教育機能の低下、雇用の不安定、経済への影響などといった目に見えない被害も多く発生しています。

 

阪神淡路大震災では、人や建築物、ライフラインを瞬間にして傷つけ、市民に多大な被害をもたらし、その被害総額は約10兆円にのぼりました。

阪神淡路大震災は「史上最大の都市部直下型地震」と言われ、この地震によって日本の都市基盤の脆弱性や戦後の近代都市が抱える問題を露呈させることとなりました。

 

そんな大きな災害が起きてから25年が経ちました。

私達は、今後に予想される南海トラフ巨大地震に備えるためにも、この阪神淡路大震災の記憶を風化させることなく、この地震で得た教訓を生かしていかなければならないでしょう。

 

震災情報の発信に積極的な取り組みとは?

阪神淡路大震災によって神戸市は、震災情報にとても積極的に取り組んでいます。2014年には神戸からのメッセージを発信する特設サイト「世界に知ってほしい新しい神戸を作っている人の話」を立ち上げています。

 

震災をきっかけに活動を始めた人達や地震の専門家へのインタビュー、震災にまつわるアンケートの集計結果が随時掲載されています。

【震災20年】世界に知ってほしい、新しい神戸をつくっている学者のいざという時役に立つ話 -地震学者・大木聖子さん

そうしたアンケートの中には、「1995年1月16日に時間を戻せたらどんな準備をしますか?」といった興味深いものもあります。

 

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