昭和の時代は、結婚したら盛大に結婚式を挙げるカップルが多かったものです。
しかし、近年結婚式や披露宴を行わずに、婚姻届けのみ提出するという、「ナシ婚」を選択するカップルが多いというではありませんか。
女性の場合は、ウエディングドレスを着るのが楽しみではないのでしょうか?
一生に一度の晴れ舞台と言われていた結婚式は、今やもう昔の話なのですかね?
2011年に厚生労働省が行った調査では、結婚式を挙げたカップルは入籍した夫婦の約半数だったことが分かりました。
つまり、入籍した夫婦の半分はナシ婚を選択したということになります。
今回の記事では、どうして結婚式を行わないのか、結婚式を挙げないメリット・デメリット、ナシ婚を選択した場合の注意点などを調査してみました。
これから結婚するというカップルにも是非読んでもらいたいと思います。
Contents
最近のカップルが結婚式を挙げない理由
なぜ、結婚式を挙げない選択をするのか、その理由を調べてみました。
結婚式はコスパが悪い
結婚式と披露宴にかかる費用は平均300万円位と言われています。
招待客からのご祝儀が入るといっても、自己負担額はかなりのものになりますので、そんな多額のお金が1日で消えてしまうのはもったいないと考える人が多いようです。
今の若者は不況の中で育っていますから、お金に対してシビアに考えますよね。
結婚式をしないことで、浮いたお金で新婚旅行を格上げするという人もいますし、新しく部屋を借りるために必要なお金に使う、という人もいます。
フォトウエディングで十分
ドレスが着てみたいという女性は多いようですが、ドレスが着たいだけならフォトウエディングで十分だと考える人が結構いるようです。
自分の晴れ姿を見てほしいと思う相手は、両親と夫だと考える人が大多数です。
結婚式で親せきや上司をもてなすのも、しんどいし、無駄なことはせずに一日で済ませられて記念の写真も残るということで、フォトウエディングは人気となっています。
新婚旅行を兼ねて海外でフォトウエディングというカップルも多いようですよ。
お祝いのムードが苦手(恥ずかしい)
たいしてお世話にもなっていないような親戚や上司に列席してもらって、お祝いしてもらうのも面倒という人もいます。
派手にやりたくなかったし、披露宴の最中はニコニコして疲れるだけだという意見も。来てくれる友達にも、祝儀などで負担をかけるのも嫌だという人もいるようです。
準備が大変
披露宴の準備はとても大変なものです。
席次づくりやプロフィールムービーなどを手作りすると、コストの削減にはなりますが、大変な手間と時間がかかります。
そのうえ、親や義理親との間で引き出物に対する意見が合わなかったりと、精神的にも疲れるのが披露宴準備です。
平日は仕事があるでしょうし、男性は披露宴にこだわりがなく、女性の方が一人で奮闘した、という方も少なくありません。
そういう情報を聞いて、ナシ婚を選択する人も多いようですよ。
妊娠していたから
授かり婚だったから、結婚式はしなかった、という人も多いです。
生まれてから結婚式を挙げるという人や、浮いたお金を出産費用に回すという人もいらっしゃいます。
結婚式を挙げないメリット・デメリット
結婚式をしないことによるメリットやデメリットはあるのでしょうか?
考えてみました。
メリット
結婚式を挙げないことによるメリットの一番は、金銭的に大きな負担が無いことでしょう。
上にも書きましたが、結婚式披露宴にかかる費用は平均300万円。
このお金を貯蓄に回すのも良し、新婚旅行に使うのも良し、新居の費用に回すのもいいですね。
他にも、披露宴の準備は思ったよりも大変なので、それにイライラすることもありません。
中には結婚準備で大ゲンカするカップルもいますから、そういったリスクを回避することができます。
デメリット
結婚式をすれば、親戚や会社の上司、友達などに、いっぺんに結婚報告とパートナーの紹介ができます。
しかし、結婚式をしないならば、個別に連絡する必要があります。
友達ならば、SNSで報告する方法がありますが、お世話になった人などには、日を設けて挨拶に行く必要があるでしょう。
また、両親に今まで育ててくれた感謝を伝えるのも結婚式が良い機会となります。結婚式というイベントを両親に見せることができないのもデメリットと言えるでしょう。
ナシ婚を選択した場合の注意点
二人で話し合ってナシ婚を選択した場合にも、するべき事があります。
結婚式を挙げない選択をしたからといって、何もしなくていいわけではありません。
ナシ婚の場合の注意点を挙げておきましょう。
両家の顔合わせをする
結婚式をしなくても、結納をするのかどうか決めましょう。
結納もしないとなっても、両家の顔合わせの場は設けましょう。
両親だけでなく、兄弟も出席して食事会などを開くといいでしょう。
両家の関係が良好になるように二人でサポートしましょうね。
お世話になった方に結婚の報告をする
親戚やお世話になった方には、直接会って結婚報告をするのがベターですが、それができない場合は、電話や手紙で報告しましょう。
面倒なようでも、こういったことが結婚の区切りとなりますから、報告の時間を作りましょう。
職場に報告
職場には、結婚したらすぐに報告しましょう。
保険の手続きや住所や氏名の変更をする必要があります。
手続きをしなければ税金を余分に支払うことになったり、配偶者控除が受けられないこともありますので、忘れず報告をしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
結婚式を挙げないカップルが最近は多いとのことですが、私個人としては、そういった新しい形の夫婦があっていいと感じます。
二人でよく話し合って、どちらも納得いく形で入籍するのがベストだと思います。
ただ、結婚式を挙げなかったことによって、何年か経ってから後悔する可能性もあります。
- ドレス姿の写真だけを撮っておく
- 会食だけしておく
といった「ダケ婚」という方法もあるようですので、後々の後悔が無いように、そういった選択肢も考えておくといいのではないでしょうか。
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