今年の冬は大暖冬・どんな影響がある?

今年の冬は大暖冬で記録的な雪不足となっているようです。

気象庁の3か月予報では、全国的にも気温が高めで、積雪は少ないであろうと予想されています。

例年、高い降雪量が見込まれる日本海側も、12月の雪の少なさに続いて、1月上旬も記録的に少ない降雪量となったようです。

2019年12月の東北南部の降雪量は、平年のわずか9%にとどまっており、統計を開始して以来最も少ない降雪量となってしまいました。

このような傾向はまだ続くと考えられており、大暖冬による影響はすでに各地で始まっています。

今回は、この冬の暖冬による私たちへの影響を考えてみたいと思います。

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大暖冬の原因は?

この冬が暖冬となっている原因は、偏西風が蛇行してしまったために、上空の強い寒気団が北米に行ってしまい、日本やヨーロッパには寒気が流れ込みにくくなっているからです。

また、ヨーロッパから日本に流れるジェット気流に乗って来襲する寒気に着目して指標化された、ユーラシアパターン指数も低い値を表しており、冬型の気圧配置が弱いことがわかります。

このような傾向はまだ続くであろうと予想されています。

大暖冬によって起こる影響

では、暖冬によって実際に起こっている影響を挙げてみましょう。

スキー場への影響

2020年の1月8日時点で滑走可能なスキー場は、400箇所のスキー場の中で、67.5%となっています。
滑走不可が32.5%。

中でも北陸のスキー場や西日本のスキー場では、一部のみが滑走可能となっていて全面滑走ができないスキー場がとても多くなっているようです。

雪不足の影響をもろに受けてしまうスキー場では、この暖冬は厳しいものとなりそうです。

1998年の長野オリンピックでモーグルの競技会場となった飯綱高原スキー場では、例年の雪不足の影響で財政状況が悪くなり、今シーズンの営業終了後に閉鎖されることが決まったそうです。

これも温暖化による悪影響の一つなのでしょうか。

冬場がシーズンのスキー場やその周辺の旅館などへの影響は大きなものとなりそうですね。

さっぽろ雪まつり

札幌の今年1月上旬の積雪量は9センチしかないとのこと。

1961年以降の観測値では最小の積雪量なのだそうです。

さっぽろ雪まつりで雪像に使用する雪の量は、5トントラックで6,000台もの量になるのだとか。

その雪を札幌郊外から運んでくるのだそうです。しかし、雪不足によって、例年の採雪場所では雪が足りず、今年初めて後志管内の羊蹄山麓という遠方にまで雪を採りに行ったのだとか。

輸送の費用にもお金が掛かりそうですね。

サクラやヒマワリまでも咲いている?

名古屋では市内でサクラが咲いているのが1月13日に見つけられています。

サクラが1輪開花した横には、他にもつぼみがあるそうで、暖冬によって植物までも勘違いをしてしまっているようです。

13日の名古屋市の最高気温は11.6度で、3月の上旬のころの気温だったのだそうです。

他にも静岡県の南伊豆では、菜の花に交じってヒマワリが咲いていることが報告されています。

毎年、こぼれたヒマワリの種が芽を出すことはあっても、霜が降りることで枯れてしまっていたのだそうですが、今年は暖冬で春のような温かさを感じる日もあり、数十本のヒマワリが咲いてしまったようです。

経済にも影響?

ユニクロでは、暖冬の影響を受け、ヒートテックやウルトラライトダウンの売り上げが落ち込んだようです。大手デパートなどでも、冬場の売り上げメインとなる冬物衣料品の売り上げが低調となっている様子です。

家電量販店でも暖房機器の売り上げが伸び悩んでいるとのこと。

暖冬は日本の経済にも影響を与えるのですね。

農業への影響

北海道の農家では少雪のために越冬野菜が凍ってしまうと心配されています。

越冬野菜というのは、雪の保温効果を利用して、土の中で冬を超えさせてから収穫する野菜のことです。雪の中に貯蔵することで甘みのある美味しい野菜に育つのだとか。

しかし、今年は積雪が少ないので、雪が無い状態で寒波がくると土壌が凍結してしまい、作物が凍ってしまう心配があります。

他にも、春になると水田などでは山の雪解け水を利用するのだそうですが、積雪が少ないと春先の農作業への水が不足するのではないかという心配もあります。

そしてスーパーでは、白菜、大根、キャベツといった冬野菜の価格が下がっています。平年の7割~8割の価格で販売されているようです。

例年よりも暖かいので関東などでの収穫量が多くなったことが要因だそうです。こちらの影響は、消費者にとっては嬉しいことですね。

ゴルフ場は暖冬大歓迎

毎年冬場は積雪の影響で、クローズになるゴルフ場が多いのですが、今年は暖冬により、プレイができ、オフシーズンにもかかわらず利用者が増えているゴルフ場もあるのだとか。

ゴルフ場などでは暖冬に喜んでいるようですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

寒いのが大嫌いな私は、暖冬は大いに大歓迎なのですが、暖冬によって農作物に影響が出たり、スキー場の営業にも問題が起こるのですね。

地球温暖化の影響なども考えると、素直に暖冬を喜んではいけないのかもしれません。

日本には四季があって、それによって伝統的な行事も行われているのに、それが変更を余儀なくされている地域もあるのだとか。

やはり冬には寒さというものが必要なのかもしれません。
環境問題を考えると、温かい冬を素直に喜べませんね。

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