2月6日、日本気象株式会社は2020年第3回桜の開花・満開予想を発表しました。
今シーズンは全国的に暖冬傾向のため、桜の開花に必要である、休眠打破が遅れるようです。
しかし、その後の暖春により生長が早まるため最終的には休眠打破の遅れを取り戻し開花となる見込みです。
なんと、暖冬の影響よりも暖春の影響の方がやや大きくなる見込みで、全国的に平年よりは早めの開花となるという予測が出ています。
東京は3月16日、大阪は3月23日、という予想が出ました。次回の予想は2月20日に発表されます。
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桜は開花までに段階がある
そもそも、桜の開花や満開時期を左右するのは、前年の秋からの気温の推移なのです。
桜の花の元となる花芽は開花前年の夏につくられ、休眠と生長の2つの過程を経て開花となります。
休眠とは、開花前に訪れる寒く日が短い冬を生き抜くためのものです。
一定の寒さにさらされるうちに、花芽は間も無く春がくることを感知します。
これが休眠打破と呼ばれるものです。
休眠打破を迎えたのちは生長の段階へと入り、気温の上昇とともに開花へと向かいます。
こうした、桜の状態を計測するために開発されたのが、開花メーターと呼ばれるものです。
これにより桜が開花を迎えるまでのどの段階にあるかを指数化することができるのです。
開花メータには、覚醒率、生長率、満開率と3つの指数があり、各段階に応じてはかることができます。
どうやって予測するの?
それではどうやって桜の開花を予想するのでしょうか?
日本気象株式会社によると、桜の開花や満開予想には、ソメイヨシノの開花や満開時期を予測する過去の研究を基に考案した、日本気象株式会社独自の予測式を用いているそうです。
秋から冬にかけての低温や、桜の生長状態、積算温度を計算し、予想地点ごとの過去データをもとに、その地点の開花・満開の予想日を算出しているとのことです。
また、何をもって、開花、そして、満開とするかは「標本木で5~6輪以上の花が開いた状態となった最初の日を開花日、 標本木で約80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日を満開日」とするそうです。
お花見スポットを紹介!
早咲きで有名、河津桜並木
実はすでに桜が咲いている地域があります。それは静岡県の河津桜です。
河津桜は早咲きで有名の桜で、2月10日から3月10日まで河津桜まつりが開催されています。
濃いピンク色桜並木や名木がライトアップされる予定です。

https://travel.rakuten.co.jp/mytrip/trend/kawazuzakura/
一瞬のライトアップ、野川の桜
こちらは知る人ぞ知る隠れスポット、東京調布市の野川です。
株式会社アーク・システムが一年に一度、調布に流れる野川の両岸に咲く桜並木の約630mをライトアップします。
なんと、ライトアップの日にちは2日前に決まります。というのも、一番美しい状態の桜を見極めてライトアップするからなのです。
そしてライトアップは一夜限りでたったの3時間のみ。その美しさを一目みようとたくさんの人が訪れるそうです。




https://chofu.keizai.biz/headline/2885/
六義園のしだれ桜
ソメイヨシノより一足先に開花するしだれ桜ですが、中でも古今和歌集に詠まれた和歌の浦の景勝や中国古典にちなんだ景色を取り入れた、東京文京区の大名庭園で眺めるしだれ桜は圧巻です。
また、ライトアップもされるため夜は大変幻想的です。ライトアップの時期は入場券を買う列がとても長くなることもあるそうです。
令和2年は3月20日からライトアップが始まる予定です。最終入場は20時半までですので、見に行く際は余裕を持ってお出かけくださいね。




https://www.jalan.net/news/article/327809/
日本の道100選、哲学の道




http://www.imamiya.jp/haruhanakyoko/info/tetsugaku.htm
日本の道100選にも選ばれている京都の哲学の道ですが、こちらは紅葉だけでなく桜も有名です。
全長約2キロの道には約400本のソメイヨシノがあるそうで、満開時はすばらしいトンネルとなるそうです。
まとめ
2月6日、日本気象株式会社は2020年第3回桜の開花・満開予想を発表しました。
予想によると、今シーズンは全国的に暖冬傾向にありますが、その後の暖春により生長が早まるため最終的には休眠打破の遅れを取り戻し、全国的に平年よりは早めの開花となるという予測が出ています。
また、何をもって、開花、そして、満開とするかは「標本木で5~6輪以上の花が開いた状態となった最初の日を開花日、 標本木で約80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日を満開日」とし、東京は開花は3月16日、大阪は3月23日、という予想が出ています。次回の予想は2月20日に発表される予定です。
このような開花予想はソメイヨシノが一般的ですが、ソメイヨシノよりも早く咲く河津桜は間も無く見頃を迎えるようです。
特に、河津桜まつりが開催される期間は大変賑わい、海外からも来場者がいるほどだそうです。
また、東京でも各地で桜のライトアップが行われる予定で、例えば六義園ではしだれ桜のライトアップを毎年行っています。
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