新型コロナウィルス感染拡大の影響で、外食を控える人も多いようですね。
そんな中、ゴーストレストランが注目されているようです。
ゴーストレストランとは、実店舗を持たずに、オンラインデリバリーに特化した、キッチンのみの飲食店のことで、スマホから簡単に食べたいものをオーダーすることができます。

https://www.fnn.jp/posts/00048336HDK/201909262030_livenewsalpha_HDK
なぜゴーストなのかというと、客席が無いことを幽霊にたとえて名付けられたそうです。
アメリカや中国では、宅配食として、すでに高い人気を集めているゴーストレストラン。
Uber Eatsなどの利用が定着化していますから、新しい飲食ビジネスとして大きな反響があるのは納得できます。
現在の主な顧客層は20代から30代という若者が多いようですが、これからはもっと幅広い世代で利用されるのではないでしょうか?
今回は、新型コロナ流行の影響で、利用者が増えているゴーストレストランを掘り下げてみたいと思います。
Contents
ゴーストレストランの仕組み
日本の国内で今、続々と誕生しているゴーストレストラン。
経営するためには、まずはシェアキッチンのような調理場所を借りるところから始めます。
そしてUber Eatsなどのデリバリー業者に登録をして開業。




https://bunshun.jp/articles/-/28706
オンラインを通して注文を受けると、キッチンで調理をして、出来上がれば出前館やUber Eatsといった宅配会社にアウトソースするという流れになります。
ゴーストレストラン経営のメリット
ゴーストレストランの大きなメリットは、店舗を持たないので開店にかかる費用が抑えられるということです。
通常、飲食店を開業するとなると、少なく見積もっても1,000万円はかかるといわれています。
東京・中目黒にある「キッチンベース」というシェアキッチンを借りる場合の金額を例に挙げると、初期費用としての50万円くらいでゴーストレストランをオープンすることができるようです。
その他には、毎月の間借り料と売り上げ手数料を支払うことになっているそう。
厨房や調理器具、冷蔵庫などは「キッチンベース」から借りることができるので、かなりコストを抑えて開業することができるんですね。
出来上がった料理はデリバリー業者に頼むので、人件費も最低限でいいわけです。
「キッチンベース」では、小さなキッチンが4つ並んだ状態で、4つのゴーストレストランが間借りしているそうです。




https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000041041.html
違うジャンルの飲食店と並んで料理を作るのも面白いそうですよ。
そしてもう一つのメリットは、出店者に資格がなくてもOKなところです。
通常、飲食店を開業するには、食品衛生管理者・防火管理者の資格が必要なのですが、シェアキッチンを借りる場合には、キッチンを管理するオーナーが資格を持っている場合が多いようです。
すべてのシェアキッチンがそうなっているわけではないので、間借り先を探すときには、そういった点も気をつけて探してみるといいと思います。
多くのお金を投入して飲食店をオープンしても、その3割は1年ほどで潰れてしまうというのが、飲食業界の実情です。
さらに開業して3年たつと7割は閉店。10年後に残っている飲食店は1割しかないといわれています。




https://www.inuki-info.com/knowledge/closeContent/detail/19
その点、ゴーストレストランであれば、低コスト、ローリスクで開業ができますね。
万が一上手くいかなかったとしても、損失は最小限でとどめることができます。
ゴーストレストラン経営のデメリット
ゴーストレストランの場合は、デリバリー業者がお客様のところまで届けるので、出来たてをすぐに提供できるわけではありません。
そのため、出来たてでなくても美味しく食べることができるメニューを選択しなければいけません。
メニューの種類が限られる、ということがデメリットと言えるでしょう。




https://www.businessinsider.jp/post-180057
また、お客様と直接のコミュニケーションが取れないので、繋がりが希薄になりやすいという点もデメリットと言えます。
いわゆる常連客を作る工夫を考える必要がありそうです。
大繁盛ゴーストレストランを紹介
首都圏にはゴーストレストランが続々と誕生しています。
そのうち人気の2店を紹介しますね。
Uber Eats限定店舗「からあげ専門店 あげたて」




https://rocketnews24.com/2020/01/21/1323508/
「あげたて」は、中野店、東長崎店、板橋店、江戸川橋店の4店舗あり、各店舗から半径3km圏内が配達可能エリアとなっているようです。
「タルタルチキン南蛮」や「油淋鶏」、他にはからあげグランプリで金賞を受賞した「やじてば」という手羽先が人気のようです。
自宅からスマホでオーダーすると約30分で到着します。肝心のお味のほうも高いクオリティで、揚がり具合もベストです。
唐揚げがどうしても食べたいけれど、自分で揚げるのは面倒なときや、ビールのおつまみが足りないときなどにいいですよ。
「東京麻婆 Tokyo MABO」
月商500万円を売り上げている「ゴーストキッチンズ」の中の店舗で、麻婆豆腐好きが提案した究極のコラボどんぶりが食べられます。
麻婆の奥深い辛さに、エビやアボカド、チーズなどを合わせた新感覚のマーボ丼となっています。
人気のメニューは、Tokyo Mabo Cheeeese!!というチーズたっぷりの禁断のマーボ丼です。
ベースは麻婆豆腐と麻婆茄子から選べます。
激辛の味付けもありますよ。




https://www.ubereats.com/ja-JP/tokyo/food-delivery/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%BA%BB%E5%A9%86-tokyo-mabo/ExqIcAfSSs2glabWpZEw8g/
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最近、首都圏に続々と誕生している、ゴーストレストランについて紹介しました。
昔は出前と言えば、お蕎麦やラーメン、お鮨などが主だったのですが、Uber Eatsなどのフードデリバリーサービスの台頭で、選択肢がグンと増えましたね。
飲食店を開業したいという人は、これから更に伸びていくであろう、ゴーストレストランも視野に入れてみてはいかがでしょう。
そして全国の主婦のみなさん、小・中・高校生が新型コロナの影響で長い春休みとなった今、ゴーストレストランで宅配して小さな喜びを感じてみるのもいいのではないでしょうか?
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