TBS系火曜ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』は大人気ドラマでした。
通称『逃げ恥』と呼ばれています。
もちろんドラマ自体の人気もありましたが、石田ゆり子さん演じる土屋百合の名言が染みる!と言われていたのです。
そこで今回は石田ゆり子さんが演じた土屋百合について掘り下げていきます!
逃げ恥で人気の石田ゆり子演じる土屋百合とは?

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石田ゆり子さん演じる土屋百合は、新垣結衣さん演じる主人公・森山みくりの伯母という役どころです。
化粧品会社に勤めるバリバリのキャリアウーマンで、男性経験は無しの独身女子。
「結婚はそのうち」 と思っていた20代が過ぎ去り、そのまま出逢いもなく30代、40代を過ごしてきました。
仕事は楽しいし、今の自分に満足はしているけど、ふとした時に寂しさを感じている自分もいる。
みくりとは飲み友達のような仲の良い伯母として、公私に渡り相談に乗ったり、一緒にいることが多い重要な役です。
話が進むにつれて百合ちゃん人気は加速していきます。
最終話ではひともんちゃくあったスーパーエリートイケメン風見さん(大谷亮平)と結ばれて、かなりの反響を呼びました。
石田ゆり子演じる土屋百合の名言とは?

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百合ちゃんが発する言葉には力があり、思わず「うん、うん」とうなずきながら見てしまうという声が多くあります。
そんな百合ちゃんの名言を集めてみました。
① 普段は強いキャリアウーマンを演じている百合ちゃんの心の葛藤が垣間見える瞬間。
「なんだかんだ言って良いわよね!お互いにただ一人の相手がいるって言うことは…誰からも選ばれない人生より素敵じゃない?」
ちょっと自虐的でかなり哀愁のあるセリフです。
「そんなこと無い!誰かが必ず見てくれているから…」と、伝えてあげたい気持ちになります。
② 世の中の行き遅れてしまった未婚独身女性に響いた。
「こんなことなら深く考えずに、さっさと結婚しておけば良かった。未婚よりバツイチのほうが生きやすかったって思うんだよね」
みくりが平匡の部屋で家事代行をはじめたことを、百合ちゃんに報告しにいった夜の一コマです。
男性目線だとバツイチのほうがちょっと誘いやすいのかもしれません。
男女関係なくアラフォーとかアラフィフで結婚を1度もしていないと、どこかに問題があるのではと勘ぐられてしまいそうです。
③酸いも甘いもかきわけた、人生経験豊富な百合ちゃんだから言える。
「誰もがすべてのことを深く知るのって無理だと思わない?誰かが知っていることを誰かが知らなくて…そうやって、世界は回っているんじゃないかしら…」
なかなか深いお言葉。
結局みんな自分の足らない所を他の誰かで補って、前に進んでいくんです。
だから、人間は自分以外の誰かを必要として共に生きていこうとするのではないでしょうか。
④ 今まで頑張ってきた百合ちゃんだから言えること。
「時にはいいのかもしれない。頑張らないときがあっても。 」
約50年間、百合ちゃんは誰にも頼らずに生きてきたことが伺えます。
誰しもみんな自分で「もっと頑張れるはず」と思っているでしょう。
「たまには頑張んなくってもいいか!」と思えるぐらい肩の力を抜けるようにしたいです。
⑤自分らしく生きてきた百合ちゃんの真骨頂。
「与えられた価値に押しつぶされそうな女性たちが自由になる…自由だからこその美しさ…だから私は、カッコよく生きなきゃって思うのよ!」
この気持ちになれるまで、いろんな感情を切り捨てたんだろうなと想像してしまいます。
でも、自分の置かれた状況の中で自分らしく強く生きていこうとしてる人は魅力的です。
百合ちゃんが言うと、なぜか心にスッと入り込んでくるのが不思議。
逃げ恥・土屋百合の名言はなぜ心に響くのか?

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ドラマ放送後には、ツイッターの検索ランキング上位に「石田ゆり子」が入るほど、毎回話題になりました。
百合ちゃん・・・・・・(号泣)。「逃げ恥」はムズキュンちりばめてるけど、枠にはめたがる世間からいかに個々が自由になれるかがテーマなんだと改めて思った。この間の風見とのドライブシーンも熱くこみ上げるものがあったけど、今日の風見と百合ちゃんも素晴らしかった(涙)
— ピストン藤井 (@toyama_piston) December 6, 2016
それにしても昨日の逃げ恥の百合ちゃんの言葉はいつもに増して最高であった。心に刺さったまま翌日になっても抜けない。現在の素敵なアラフィフ百合ちゃんがどうやって形成されたかを描く百合ちゃんの若かりし頃のスピンオフドラマ観たいよう… #逃げ恥
— 草野華余子 (@kayoko225) December 21, 2016
石田さん演じる百合ちゃんがこんなに支持されているのは「どんな世代でも共感できる価値観を提示したところ」が理由だと言われています。
百合ちゃんは、化粧品会社で多くの部下を従えてバリバリ働くアラフィフ独身キャリアウーマンという役柄です。
このような役柄は様々なドラマで描かれてきました。
しかし、百合ちゃんは今までの「強く生きるキャリアウーマン像」とは違い、強がらずに自分を客観的な目線で見ることができる女性であるということ。
そして、隠しきれない寂しさや台詞に滲む本音も、視聴者の共感を呼んだようです。
また、百合ちゃんは自分の仕事にプライドを持っていて、会社のブランドイメージと自分自身も一致しています。
周りの評価を気にするのではなくて、ちゃんと自分の生き方を肯定できているという女性は、なかなかいないのです。
きちんとした自尊感情も持ち、自分のことを卑下することもしていません。
かといって周囲より優れているとも思っていないし、身の丈にあった生活を楽しんでいます。
そのため、みくりに対しても上から目線で意見することもないんです。
石田さんが本来持っているキャラクターと、百合ちゃんが持った魅力ががっちり噛み合った結果、多くの人に支持されたのではないでしょうか。
まとめ
逃げ恥は「むずキュン」や「恋ダンス」など様々な流行も生みました。
全体的にひとりひとりの生き方が丁寧に描かれたドラマだった気がします。
百合ちゃんの発する言葉には納得させられることも多かったですし。
現在、火曜10時から特別編として逃げ恥が復活しています。
改めてじっくり見直してみるのもいいかもしれませんね。
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